あるき みちにおく ことば


by iceman0560
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いつかの空の下。
浮かぶ雲を見上げながら振り返る。
記憶の底、最古の澱み。



視界に映ったそれはただ高く、閉塞。
だから僕は目を閉じる。



無味な世界からの逃避。
すべてが補完できる想像を求めた。
無意味な世界への反抗。

いつからか、僕は歩きだした。
方法なんて知らなかった。
だけど気がつけばここにいる。

見上げた空の色、遠く高く果てしなく

闇色の中に輝く白たちを見ながら過去に浸る。

最古の記憶、寂寥の記憶

またいつかの空の下。
雨を瞳に受けながら歩く。

行く先に、あるものは―

手のひらのぬくもり。
やわらかな髪の毛と体温、鼓動。
君の証。

膝を抱えていた君。
色を知らなかった君。

そんな君に触れた。
そんな君を触れた。

行く先に、あるものは―

君と歩く。
花が咲き、花が舞い、花が散る
過ぎゆく景色は緩やかに、確実に前へと進む

一歩先の未来
一歩進んだ現在

いつだって先を示すのは僕
君は何も言わない
ただ、共にいる

大切なものを、見つけたから。

強く握り締めた、この手も
決められた道を歩くだけの、この足も
前を向くしかなかった、この目も

今度は君が誰かの光になる
誰かの手を引いて
誰かに合わせて
誰かを導く

見上げた空の色、遠く高く果てしなく

行く先に、あるものは―

終わらない、繰り返し

はるかな先、いつかたどり着く場所で
君を待ちわびながら思う

今がずっと続けばいい
叶わぬ願いだとしても

側にいたい

けれど、覚めない夢はない

だから

いつか僕がいなくなっても
君は一人で歩き出せる

そうだろ?
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by iceman0560 | 2010-04-23 00:39 | 書き物