あるき みちにおく ことば


by iceman0560
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<   2006年 09月 ( 14 )   > この月の画像一覧

わすれもの

のどの痛み
何かが引っかかっている感覚

何かを忘れた気がして
目の前の人にさえ集中できない

思い出したところで何になるわけでもないのに
思い出さないほうがいいのかもしれないのに

そうやって目の前の人を意識しなくなって
消えたことにさえ気付かなくて

気がつけば独り、僕は
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by iceman0560 | 2006-09-30 00:18 | 書き物

後悔

君のことが大切だからと
何度も言った

君のことを知りたいからと
何度も心をのぞいた

君と一緒にいたいと
何度も伝え実行した

けれど結局
その理由は

君が好きだから

ということを
一度も伝えられなかった

不甲斐ないといわれても
変わることはそれほどに恐ろしかったんだ
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by iceman0560 | 2006-09-26 01:18 | 書き物
欠けたガラスの割れる音
澄んで響き渡る

余韻はいつまでも
僕の耳に残る

君が最後に残した音

力の抜けた指が奏でた
たった1フレーズの音楽

わかってあげられなかった
苦しみも悲しみも

君の気持ちを

結局僕は彼女の手をとって
心にもない励ましと
叶うはずもないこれからのことを
ただ必死のポーカーフェイスで言い続けるしかなかった

だって仕方ないじゃないか
僕がどれだけ涙を流して嘆いても
僕がどれだけの理不尽を撒き散らそうとも
彼女は救えないんだ

彼女はただ受け入れていた
自分を

彼女は強かった
でもそれ以上に彼女は脆かった

ガラスが綺麗なのは壊れやすいからだといった
なら綺麗でなくていいと思った

道端の石でいい
価値なんて無くてもいいから
もっと僕の隣に居て欲しい
そう想い、願った

”できるなら、もっと一緒にいたかった、な”

そう洩らしたのは本当に最後
忍び込んだ二人だけの記念日

”バカだなぁ、何で過去形なんだよ”

そう笑った僕に微笑んで
彼女は目を閉じた
そして何かをやり遂げたように長いため息を吐くと
持っていたグラスが落ちた

乾いた音が、響いた

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by iceman0560 | 2006-09-24 00:23 | 書き物

独白

当たり前だけど
昨日という日があるから今日があって

つながっている

昨日の楽しみも
昨日の涙も

失くした時はもう取り戻すことはできないけど
これから同じものを得ることはできないけど

代わりのものを見つけて
そうやって生きていくんだろう

結局は
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by iceman0560 | 2006-09-23 16:25 | 歪み

memo

思いを馳せたその先に
願うものがあるならば

ただ、歩いていけばいい
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by iceman0560 | 2006-09-21 10:59 | 書き物

ムービィ

僕は映画をよく見る
スクリーンに映る虚構が好きだからだ

虚構は娯楽として
虚構は物語として

観客を楽しませる

観客は虚構を観る
お金と自由を払って

ほとんどの人はそこに何も見ないのだろう
与えられたものはただ受け取ればいいのだから

ただ、僕はそこに自分の心を見る
虚構に投影された自分の心

集中すればするほどに世界と自分は切り離され
虚構の中に自分を見る

その対話の中に僕は何を見ているのだろうか?
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by iceman0560 | 2006-09-19 12:51 | 書き物

ストーリィ2

ある日ポストに封筒が入っていた
宛名も切手も無い真っ白な封筒

そこまではちょっと不思議な日常

中身は白紙が一枚
綺麗に折られ、丁寧に綴じられていた

送り主はもちろんわからない
あて先が本当に僕だったのかも

けれど僕はここから何かを創造できる
書いた人間を、届けた人間を

白紙故の零は無限の可能性
それはストーリィを詠むということ

ああ、これを送った誰かよ
君の心はどこにある?
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by iceman0560 | 2006-09-16 23:40

ストーリィ

道にタバコが落ちていた
それだけならなんと言うことも無い日常

しかしタバコを捨てた人には人生がある
捨てられたタバコにも経緯がある

それはそれぞれが持つストーリィ

そして僕らには想像力がある
それを持って何かを作り出す力も、また

空を見上げればそこに思いをはせ
星を見上げればそこに形を作り

海の向こうを眺めてはるかな夢を語り
大地を見下ろして後悔に沈む

それが僕らのストーリィ
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by iceman0560 | 2006-09-14 14:57 | 思考

まひるの月

右手に広がるは人の里
消えゆく灯火は消えぬ灯火に照らされ生を輝く

左手に広がるは異形の里
消えぬ業火は消えゆく業火に怪しく歪む

ここは蒼天のスキマ
ここは双天のスキマ

決してどちらに交わるでもなく
それは存在する

白く冷たく
黄色く優しく

今日も見下ろすそれは綺麗だった
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by iceman0560 | 2006-09-10 23:28 | 書き物

wind

風が抜ける
季節ごとの熱を孕んで

僕はここに立っている

進むでもなく
下がるでもなく

それが僕のスタンスなのだと
そう、信じて
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by iceman0560 | 2006-09-09 00:29 | 書き物